知ったかぶり週報2003
TOP/DIARY
FOTOLOG
BBS
TOPICS
ANTENNA
PROFILE
SUPPORT
+ http://www.hi-ho.ne.jp/yakira/akiary/
+ http://fotolog.net:8080/
+ http://www.teacup.com/fbbs/
+ http://a.hatena.ne.jp/
+ http://www.j-navi.com/
DIARY バックナンバー [ 先月 ] [目次] [ 来月 ] [最新版] [トップ] 2000-2002
2006年5月2日(火) 夏日。
★一人暮らしの我が家に帰ってくると、ちょっと前までは室内が冷え切っていて、慌ててストーブの電源を入れたりしていたもんだが、今日自宅に帰ると、室内の空気が明らかに夏の日のむっとした感じになっていて、ちょっと驚いた。窓を開けて換気してみた。たしかに今日の昼は暑かったねー。

★たまにはコジャレ本を紹介して好感度を上げておこうキャンペーンA

東京R不動産
東京R不動産著

同名のサイトを単行本化。いわゆる一般の不動産屋では見向きもされなさそうな、古い物件や狭小物件、ヘンな間取りなどの物件を専門に紹介するサイト。本書では、そこで契約成立した人たちの生き生きとした姿をビジュアルと取材コメントで描き出す。面白いなぁ。私の幼馴染みの一級建築士なら思わず怒り出しそうな古くてヘンな物件も多いけど、本書に描き出される彼らの住まいは、非常に自由で楽しそうだ。こういう「セレクトショップ的な不動産屋」は、東京にももっと出てきてもいいのではないか。そして、本書で紹介されていた神田の蕎麦屋、「眠庵」には、ちょっと足を運んでみたいと思った。

朝日新聞から“巨乳”消えた…「巨乳」に敏感
ある雑誌の中吊り広告をずっと制作していたときに、この手の話はよく新聞社や電鉄会社から聞いたものだ。例えば、
 ・「巨乳」はOKだが、「微乳」はムネのない人に失礼な台詞だから使用NG
 ・「セックス」という表記はNGだが「セックスレス」はOK。ただし「SEX」は紙面上に一回までならOK
なんていう「不文律」がいっぱいあったんだよね。ずいぶん昔の話なので、上記の項目がまだ有効なのかどうかはわからないけど。

モテぢから★実力テスト
実際にやってみたところ、
kajieさんのモテぢからは・・・42/100点「二番目の男級」です。
はっきり言ってあまりモテないと思われます(中略)そもそもあまり人が何を考えているか注意深く感じ取るタイプではないので、駆け引きをする以前の問題なのかもしれません。

余計なお世話だ!と思いつつ、上記の文面にものすごく凹んでしまいました。たしかになぁ・・・(しょんぼり)。
2006年5月3日(水) 雑誌は復活するか。
★長年小社で頑張ってもらった営業スタッフのお別れ会を昼飯どきに内々に。私の母親よりも年上なふたりで、貢献してくれた期間もただならない長さだ(いまウチの営業にいるどの社員よりもキャリアが長い)。書店さんへの顔も広い。細かいことで本社の我々としょっちゅう衝突していて腹立たしいことも多かったけど、最後のお別れの一言で思わず涙する。なんだかんだ言って、私に営業の仕事を間接的に教えてくれた人だった。しょうがないんだ、営業コストや彼女たちの年齢を考えたら。だけど。

★書籍が比較的堅調の中にあって(下げ止まった、というべきなのか)、雑誌というメディアが現在完全に疲弊している。広告も販売も右肩下がりだ。とはいえ、すべての広告がWebに向くとも思えないのだが。そんな中で「まだ雑誌だっていけるかも」と思わせてくれる本を読了。


テレビや新聞といった「大衆」を対象としたマスメディアが苦しい。「個」の時代に求められるのは適切な、あるターゲットを効率的に狙うことのできるメディアである。ターゲット・マーケティング=Webと流行りモノ好きな人たちは口にするが、最も伝統的に、かつわかりやすくターゲット・メディアとなっているのは雑誌なのである・・・。雑誌というメディアがいかに発展してきたかを説く、まさに教科書のような一冊。これを読めば大手出版社が雑誌をいかに成長させているか(ある雑誌の「姉」雑誌を作るとか)がすっきりとまとめられててよくわかる(雑誌版元はこれを新人研修のテキストにすべきだ)。

★これを読んでると雑誌というメディアも捨てたもんじゃない・・・と思うが、テレビや新聞、Webと異なる最大の雑誌の問題は「読者に毎号購入させる」というハードルの高さである。厳密に言えばテレビも新聞も閲覧にはカネがかかるが、「毎回支払ってる意識」は非常に低い。雑誌の場合は「毎号買う」のでなく「特集によって買う」層が非常に多くなっているので、雑誌メディアを展開する側は維持がとにかく大変である。そんなこともあってフリーペーパーというメディアが昨今台頭してきているのだが、そちらも運営は難しいみたいだし。

★その辺を本書では「カネを払ってでもほしがる情報」の強さを訴える。そうなんだよね。全ての広告依存メディアが通販カタログ化している中にあって、雑誌がやるべきことはきっと「面白い企画を立てる」ことにつきると思うんだ。

岩波新書が新装丁、教養路線を明確に
昨今の新書が「ワンテーマ・軽装版化」している中にあって、さすが岩波は「教養路線」を明確にしているのが素晴らしい。タイトルのつけかたもわが道を貫いていてよい。斎藤美奈子の『冠婚葬祭のひみつ』なんて、もし最近の新書で同じようなものが出るなら「なぜ霊柩車は黒なのか?〜身近なギモンからわかる冠婚葬祭のこと〜」とか、そんな感じのにすると思う。→新書ブーム 教養書も手軽な時代

R30:Web2.0の終わり
まぁもともと「Web2.0」という言葉自体が非常に抽象的なので、終わりも始まりもないといえばないんだけど。その中でちょっと笑ってしまったエピソードがこちら。
昨日、99年頃に光通信で働いていたことがある某後輩と飯を食っていたんだが、そこで彼が「Web2.0って言葉を使って何かしゃべってる人たちって、昔僕が光通信にいた頃に見ていた、目つきのいっちゃってる営業マンの連中と雰囲気がそっくりなんですよ」と話していた。
わはは、非常にわかりやすい(私の周辺にもこういう人がいるなぁ)。ちょうどいいキーワードが現れると、その中身を充分に知らなくてもツールとして用いてビジネスを展開することが出来る。さぁ、そろそろ次のキーワードを探さないとなぁ。

Windowsの機種依存文字
ここに出ている記号や漢字は、パソコンの機種によっては表示されない場合があります・・・となぜこれを唐突に見つけたかというとエイ出版社の社名を漢字で表示させられないかと色々探してたから。うちのWindowsパソコンなら手書きパッドなどで検索すれば「竅v←出せるんだけどね。これだと読めない人も多そうなんで。「木世」って書く手もあるが。

ジャパン・ビア・フェスティバル2006
東京では5月6日〜7日、恵比寿ガーデンプレイスにて。入場料(前売り3500円)だけで、120種類以上のビールが試飲しほうだい!これは行きたい!

★そういえば、先週末に幼馴染みな友人たちと上野で入った焼肉「トラジ」は、非常に美味かった。値段的には牛角の1.5倍くらいだと思うけど、これなら使ってしまうなぁ。あ、でも新宿にはないのか。

★気温の変化についていけず、小風邪を引いてしまう。連休中はゆっくりめに動く。
2006年5月8日(月) 連休明け。
★連休中最大の収穫は、自室のイヤなにおいの元凶が台所の流しにあると知ったことでした。全然自炊とかしてないのに、なぜこんなに・・・。泣きながらたわしで排水溝をがしがし磨いたら見事解決。すげー。

現実にある出来事の紹介
そんなことでイチイチ一喜一憂している場合ではないと、このブログを読むと思い知らされる。この遺品整理専門業者が記す孤独死や変死、その後の遺品処理等の現状は相当キツイ。キツイけど、自分がもしあと数十年今のところに住んでて一人で死んだらこうなることは間違いない。読んでてキモチ悪くなるが、執筆者の故人を悼む気持ちと人柄でぎりぎりのすごい読み物に仕上がっている。コレは単行本で出版したほうがいいと思うけど、すでにどこか手をあげている?

『ウェブ進化論』を読んだからもういいかな・・・と思ってたが、やっぱり併読したほうが面白い。


「Googleって何?」という人は、こっちを先に読んだほうがわかりやすいだろう・・・もう遅いかもしれないけど。逆に、Web上でこの手の話を自ら探して読んでるグーグルリテラシーの高い方にはまったく必要がない書。それだけGoogleの内外を平坦にわかりやすく書けてると私は思った。羽田空港そばの駐車場メッキ工場がホームページを立ち上げてキーワード広告やSEO(検索エンジン対策)を行い成功を収める話を、「「Googleが既存のビジネスを破壊する具体例」として出すのは無理があるような気がするが、このほうが具体的なイメージがつかみやすい。
 こうなると、メディア企業であり多品種少量生産のメーカーでもある出版社は、Googleをはじめとするネット関連企業とどう付き合っていくべきなのかが課題だ。大まかに現状を言うと、雑誌にとってネット媒体は広告を入れる器として敵になりつつあるし、書籍にとっては企画を提供し販路を広げてくれる味方になっている。しかしGoogle Printが現れて書籍の全文検索が日本でも可能になってきたら、さすがにヤバイだろうし。まぁいずれにせよ、出版社が情報産業の「主役」になれる時代はもう来ないかもしれない。

「Invitation 2006年5月号」「KINO vol.1」を遅ればせながらほぼ同時に読む。どちらも漫画の作り手である編集者やプロデューサーにスポットを当て・・・というか、どちらも浦沢直樹と長崎尚志のコンビ(と「ドラゴン桜」の人たち)を持ってきているのがモロかぶり。ただし、それぞれ対談相手を変えるなどしているのであわせて読んだほうが面白い(「Invitation」のほうが良くも悪くもミーハーな作り方ですね)。

「中学生はこれを読め」 書店主が推薦リスト、全国波及
発案者のくすみ書房は、「売れない文庫フェア」などをやって出版業界紙でも話題になった札幌の独立系書店。一店舗がアイデアあふれたフェアをやっても、全国的な売り上げとしては微々たるもの。しかし、こうやって書店商業組合などから催しが広がっていけば、全国的なムーブメントになることは期待できる。常々「児童書と一般書の間にあるものがない」と言い続けている私にとって、このフェアは大歓迎。

電撃と富士見には、一つ決定的な差がある
「ライトノベルといえば電撃文庫」といわれるようになって久しい。電撃が勝って富士見が負けた理由があちこちで言われているようだが、上記リンク先は「独立した営業部の存在」という視点で語る珍しい論調。もともとメディアワークスは「電撃組」という書店特約店制度を作り、配本をかなり意識的に偏らせている。それが結果として書店の意識づけになっているといえよう。角川書店の配本はあまり評判がよろしくないし。

★ごろ寝ばかりの連休中に唯一遊びに行った横浜で薬蜜本舗の蜂蜜を購入。テイスティングさせてもらったら本当に全部味が違う!(当たり前だけど) ものによっては、砂糖がわりに料理に使ってもいいんだそうだ。自分が購入したのは党参(トウジン)だけど、他にも買えばよかった。
2006年5月9日(火) 眠れない・・・
★連休明け。思ったより電話やメールも少なく、まだGWの余韻で全体的にスロースタートな感じ。夕方までなんか体力がもたなかったので、ヘンな時間に栄養ドリンクを飲んでしまったところ、帰宅してから妙に寝付けず困る。

★仕事術や整理術などのビジネス系自己啓発書には目がない私にとって、本書はまさにズバリ直球ど真ん中。


執筆陣には百式の人をはじめ、いわゆるデジタル業界の有名人がずらり。GTDを用いた「シンプル&ストレスフリーの仕事術」を指南したり、Googleやブログ、RSSリーダーを使った情報整理術、マインドマップ入門やプレゼン術、勉強会術など・・・。私としては非常にかゆいところに手が届いて嬉しい企画ぞろい。ただ、あえて本書の欠点を言うなら、やっぱりビジネス自己啓発書の体裁としては、やや読みにくいし敷居が高い感じがする。同じ企画で三笠書房やPHPとかが本を作ったら、もっとシンプルな体裁と内容にすると思うなぁ。まぁ版元が技術評論社だからこうなるのはしょうがないのか・・・。いずれにせよ、続編を熱望。

★本書の冒頭で。現代知識社会においては「仕事の終わり」があいまいになっていると言う。例えば製造業ならば「ネジを100本作れ」といわれたら100本作れば仕事が終わる。しかし、「クライアントに企画書を提出しろ」といわれたら、途端にその「終わりの基準」は難しい。枚数か?作業時間か?上司のOKか?(じゃあ、上司が「OK」という名の終着点を示す基準は?)・・・etc. そのため、仕事をしている多くの人は「終わりのはっきりしない仕事」を次々と抱えることになる。じゃあどうすれば?・・・というときにGTDという仕事整理術が出てくるのですよ。詳しくは本書をどーぞ。

★ところで、上記の書でも採り上げられている腰リールを使った携帯メモ帳を、すでに社内の先輩編集者が使っている。こういうのってちょっとワクワクするのはよくわかる。自分はスーツ着用が前提だから、胸ポケットに常時メモ帳(RHODIAのNo.11)と3色ペンを入れているので必要ないけど、意味なくリール買っちゃいそうだ。

高橋メソッド風 GIFアニメーションジェネレータ
プレゼン手法の一つに高橋メソッドというのがある。要はひたすら文字だけをやたらと大きくどかどか見せてインパクトを与える、という方法なのだが、それを簡単に作ってくれるのが上記のジェネレータ。いろんな言葉を入れてみるとちょっと面白い。

★関連情報。遊びで使いたいのであれば、昔からあるけどルパン3世タイトルメーカーがオススメ。効果音もつくのでより嬉しさが増す。まー例えばこんな風に書いてみたりして。

東浩紀氏が若者に対してキレていらっしゃる。一方的な話しか観てないから、この院生が本当にこういうキャラかわからないけど、確かにこういう人はウザイ。あまりにイタさが完成されすぎていて、これこそネタコミュニケーションではないかと思うほどに(社会学ダジャレ)。

渡辺浩弐×ジャンクハンター吉田「三十才のハローワーク」オフィシャルBlog
ゲームラボにて連載されている「ひきこもりをプロデュースする」連載企画にBlog版が登場したそうな。連載は読んだことないのでこちらで注目。
2006年5月10日(水) 眠れない・・・
★打って変わって朝から晩まで社内外で打ち合わせ、営業、打ち合わせの一日。アウトプットのみで資料の仕込みができず一日終了。気付いたら昼飯食ってなかったから24時間固形物を口に入れていなかった。これはこれでよく持ったなぁ。デスクワークしてたらたぶん集中できてなかったと思う。しょうがないのでこれから早出して机仕事しなきゃ。昨日とは別の意味で眠れないなぁ・・・。

★表紙が似てるから危うく新刊だと気付かないところだった。

ソラニン 2
浅野 いにお

モラトリアムな若者達の青春群像。この2巻で完結。1巻を読んだときに泣いてしまっていたので、すでに自分の中で本書に対する制限が解除されていて、営業帰りの電車で読んでてまた視界がぼやけてしまい、降りる駅についてしまったのでそのまま駅のホームで最後まで読んで一息ついて泣き顔になってないかトイレで鏡見てから会社に戻った。内容については触れません。種田がどうなったか?そりゃ・・・

もっとすごい無駄があるだろ―雑な教科書配送制度にメス 朝日新聞5月05日
朝日新聞の記事を受けて。中抜きしてコスト削減というのはわかるけど、だったらメーカーと顧客ですべてを直接販売すべきってか? そうなると今度はメーカー側が対応できないからコストかさむけど・・・。

ネット古書店が神田神保町に進出 過去最高の業者数
古書店業界もちょうど世代交代の時期で、ネットを利用すること自体が当たり前になっているから、今後別に特筆すべきことでもないのだろう。

★JR東日本のSuicaペンギンが好きでたまらない私ですが(いくつグッズ持ってんだ?)、JR西日本ICOCAのキャラクター「イコちゃん」は知らなかった。あ、でも、ご、ごめんなさい、こっちはあんまりかわいくな・・・という記事を書こうと思ってGoogleで「イコちゃん」でイメージ検索してるとこんなのも出てきて驚いてみたり。いやーネット世界って本当にいろんなものが再構築されてて面白いねぇ。いろんなものがあるのねぇ・・・。
2006年5月13日(土) 実家で更新中。
★正直、今週はローテンション。五月病かな。本日はいつもの担当エリアとはまったく異なる都下での会議に出席してプレゼンをした後、伊野尾書店さんに営業・・・のつもりが、コーヒー一杯で3時間粘って雑談というか大激論というか。面白い話を幾つもした中で、一番印象に残った彼の言葉は「僕は『本を好きじゃない人』のための本屋をやってる」というものだった。約一年前に書かれた「理想の本屋にはなれないかもしれません」という記事が、一番今日の言葉と同じことをあらわしていると思う。ついわれわれ出版社の人は日常的に本をよく読む人のみを想定してしまいがちだが、町の本屋が抱えている顧客は非常に広い。

★GWに帰れなかったので、この週末に実家に帰省。66歳になる父の視力がいよいよ悪化。パソコンの画面を5分間見つづけるのもつらいといっていたので、何か方法がないかと探してみたら、視障害と支援技術を知るというページで「ハイコントラスト」というやりかたがあることを知る。設定すると黒地に白文字となり、フォントも大きくなる。こっちのほうが見やすいと父は喜ぶ。ただし、母は「こんなカッコ悪い画面イヤだ」というので、[左Alt]+[左Shift]+[PrintScreen] (我が家のノートPCでは[左Alt]+[左Shift]+[[Fn]+[Ins])で切り替える方法を教える。大きくメモ用紙に書いてパソコンの横に貼り付けておいた。私ができる親孝行なぞ、こういう調べものくらいなもんで。

★でも今後は、こういう高齢者を対象にしたパソコンというのも市場としては増えてくるんじゃないかな。老眼に優しいモニタとか、大きくて疲れないキーボードとか。いまさっとネットで探してみたけれど、なかなかこれはというのが見つけられなかった。あっても古いし。

知らないふり週報
新しくブッキングに入られた方のブログ。たしかに当方とは関係はございません・・・とは言うもののこの片岡さんって・・・(以下自粛)。私的には「知らんぷり週報」としたほうが、タイトルがカワイイし語呂が良いと思います・・・とパクリを奨励。

2006年5月16日(火) 自転車。
★昨日は朝から天気がよく、一日崩れないと予報で言ってたので、久々に自転車で出勤する。自宅から会社まで、ゆっくり走っても30分強。ちょうど中間地点くらいで皇居のお堀の横を通るのが何ともいえず開放感。朝は気分が晴れやかになるし、帰りは一日の疲れが落ちていく。昨今妙に太ったので(1年で4kg!)もっと走りたいんだが、汗と着替えがサラリーマンにとっては課題。道行く名も知らぬ同胞ツーキニストたちは、すでに上着をぬいで(会社においてあるのか?)颯爽と走っていた。

hardでLoxseな日々で紹介されていた本。読んでみたらすげー大当たりだった。

戦争における「人殺し」の心理学
デーヴ・グロスマン著 / 安原 和見訳

本来人は人を殺すのにものすごい抵抗感がある。第二次大戦まで、兵士が実際に敵に向かって銃を発砲しているのは10人に1人か2人くらいの割合だったという。しかし、ベトナム戦争時では、マインドプログラムの成果により、その割合は90%まで高まったという! ながく「性と死」はタブー死される中、性については様々な研究が行われてきたが、死、とりわけ戦争における死について、心理学的、歴史学的見地からここまで面白い研究があったとは知らなかった。学芸文庫なんでちょっとびびったけど、比較的読みやすいほうだと思う。

Googleブック検索が出版社からの商品受付を開始した。ほぼamazonの「なか見!検索」と一緒なのだが、リンク先が版元のサイトや各々オンライン書店に飛ぶなどが違うところ。私も会社で編集とか広報宣伝とか営業とか、いろんな人から「あれってどうなの?」と尋ねられた。ここからも関心の高さがうかがえる。

★Googleの何がうまいかというと、amazonをうまく先に「走らせた」ことにある。もともと米国では、全文検索において両者は激しく競争し対立している。一方日本においては、amazonがずいぶん前から出版社に協力をあおいでいるものの、大手出版社の参加はまだまだ少ない。Googleはその意味で、amazonに日本の守旧的な出版社はどう反応するかを一通り見てから、オエライサンの中で抵抗感がなくなってきつつあるころを狙って参入を決めた。偶然かもしれないがこのタイミングはうますぎる。

角川書店、文庫販売を強化・返品減へ新制度
「ダ・ヴィンチ・コード」は責任販売制を成功させたけど、第二弾タイトルがアレでしょう?書店からは「さすがにキツイ・・・」という声が多い。今まで委託の世界だからこそ大量の商品を流し込まれてもなんとか対応できていた書店の人たちが、責任販売制のアイテムをそんなに複数扱うことができるのだろうか?

★明日17日はハリポタ最新刊の発売日。書店はてんやわんやとなるだろうから、営業は控えようか・・・。それにしてもamazonの梱包作業の写真を見ると、なんか無理して盛り上げてる感がしてしまうのはなぜだろうか。

エロゲーシナリオの原稿料はテキストのバイト量で算出される
意外、とは思うが考えてみれば文芸の原稿料も「原稿用紙一枚でいくら」だから、同じだと思うのだよね。ただ執筆の場合は、必ずしも原稿量と作業量が比例するわけじゃないから、本来難しいのだけど。だったらなるべくあえぎ声とかを多くするのがイイですな。

ベストセラー本『東京タワー』は身近でどれほど読まれてる?
20〜30代100人調査によると読んだ人は37人。これってすごい数字だと思う。子どもの世界なら、ラブ&ベリーとかポケモンの浸透率ってすごく高いと思うけど、大人の世界でみんなが読む本ってあんまりないもんだから。

吉祥寺を回っていたら「BOOK AD SHOP」という店がいつのまにかオープンしていて驚いた
私は写真でしか見たことがないが、商売の一形態としては非常に面白い。版元は雑誌を売るにあたって「カネ払ってもいいから(売れなくてもいいから)積んでもらいたい」と思うことが(広告対策やマーケティングのために)非常に多いから、これは版元と書店、あるいは顧客のニーズをそれぞれ満たす良いビジネス。もはやこれから、書店は平積みにどんどんカネを請求するようになるのかな。それはそれで一つの方向性な気がしてくるが、そうすると都心の一等地・駅中書店と街の書店との格差が広がる一方な気も。
2006年5月18日(木) 眠い・・・
★昨日はハリーポッターの発売日なので、書店への営業を控えて別の方面に挨拶に行ったりする。ニュースによると、やっぱり八王子のくまざわ書店では前夜から行列ができていたようだ。書店も早朝売りをやるのがもはや風物詩。盛り上がりに欠けるという声は多いものの、やっぱり売れてる量が他とはダントツに違う。しかも高価格なのは書店にとって嬉しいことだ。前作より仕入れを書店の皆さんは相当控えた(平均すると6割〜7割くらいか?)と言っても、200万部だからねー。

商業界の最新号が、二度目のヴィレッジヴァンガード大特集。今回は各店舗の事例を豊富な写真でふんだんに紹介している。・・・こちらで取材を受けていらっしゃる店長の方からオススメのブログとしてウラゲツ☆ブログと並んでウチの名前を挙げていただきました。お恥ずかしいやら嬉しいやら。ありがとうございます。

団塊は、資源です。―宝島社の企業広告―
「おじいちゃんにも、セックスを」など、印象的な企業広告を次々出している宝島社。あの大量に発売されるムックにはほとんど宣伝をかけず、こういうのを定期的に出すというところが面白い。

マジビジというビジネス書の新シリーズが発刊。コレ全部翻訳書なんだ。ポップな感じで統一感があり店頭ではけっこう目立っている。

「ITベンチャーの人事担当だけど何か質問ある?」
2chにあるITベンチャーの人事担当者が出てきてやりとりしている。ちゃんと上司の許可を得てやっているらしいのがさすがベンチャーな会社だ。たしかに学生のホンネを聞ける機会であることは間違いないし。

VAIO typeUの新作は、やはりデジタル小物好きの心をぎゅっとつかんではなさない。ほしー!でも、買ってもあまり使う機会がないよなぁ。ガマンガマン・・・

★一方で、ちょっと前だったらものすごく興味を持ってたはずのゲーム次世代機戦争。PS3Wiiの情報が出ていることにすらあんまり気づいてなかった。やはり関心は薄くなってしまっている。
2006年5月19日(金) 飲み会。
★「資料作る→メールで送る→電話営業で詳細決める」の繰り返しの日。書店営業=お店を回って注文を取る、というのが一般的なイメージだろうが、なんか自分はこういうやり方が比較的好きだし多い気がする。しかし、やっぱりお店を見ないと実際のことはわからないので、あんまり引きこもってはいけないとも思うんだが。出不精な営業でどうする。

★夜になってようやく解放。『書店ポップ術』の版元さんらの打ち上げに同席させていただく。梅原さんにサインしてもらえば良かった、あの文字で・・・。有隣堂以外の店舗ではなかなか見かけられないかもしれないが、できれば本書は出版ギョーカイ本としてではなく、ある種のブックガイド的なものとして一般の人にも読まれてほしいと思う。原稿用紙2枚で何かを伝える文章芸というのがあるのなら、ハガキサイズの紙の中にエッセンスを凝縮させるのも一つの芸だ。

★そちらを一次会で失礼して、もう一件の飲み会に。見知った顔ばかり、だけど珍しい組み合わせだなぁ。さすが黒い人のコーディネート力はすごい。こちらの本でトークをしていた人が2人も参加してたし。

新世紀書店
北尾 トロ編著 / 高野 麻結子編著

「理想の本屋を作る」という新世紀書店イベントの一部始終を追った本。それはそれで面白い記録だが、どちらかというと「出版をめぐる5夜連続対談」のほうに心をひかれる。どれも普段聞けない、読めない話が多く面白いのだが、とりわけ太田出版・森一暁氏の「“出版社の営業”という面白さ」は読んでて嬉しくなってきて社内で回覧した。そうなんですよ。営業は面白いんですよ。出版社においてはやっぱりモノを作る編集者のほうが重要だし主導権を握るべきだと思うけど、営業は決して下請けでもなけりゃ御用聞きでもないし、編集部に移れない人たちがくすぶる場でもない(はずだ)。そんなもやもやをすっきりと言ってくれた森氏に感謝。若干嫉妬。

デルのPDAのプレゼンを受ける(笑)。確かにやりたいことを追及したら、折り畳みキーボードがついてくるこちらが今のところ近いのかもしれない。自分にはカスタマイズ欲が少ないので、自分で使いこなせるかの自信がないが。

岩田社長の静かな革命宣言
Wiiが目指すのは「いかにして気軽にゲームに接してもらうか」ということに他ならないという。確かに、テレビモニターの前で遊ぶテレビゲームをやらなくなってしまった最大の理由は面倒だから、という気がする。ケータイやPCのブラウザでちょこっと遊ぶゲームはけっこうやるんだけど。

あなたのファッションセンスをゲームで診断!
100点満点のところ、私のコーディネートは68点でした。ショックというかビミョウというか・・・。

★今日から週末にかけて出張→姉の結婚式となるためにしばらくネットもメールもmixiも見られる環境にございません。ご容赦ください(私信)
2006年5月23日(火) 結婚式。
★実姉の結婚式のために山梨リゾナーレへ。この日の弟はひたすらカメラ係。天候にも恵まれ(降水確率80%だったのに!)、万事OKな感じでした。実は新郎新婦入場のときにThe Trash can Sinatrasの「Obscurity Knocks」が流れたときには思わず目頭が・・・いや、曲の懐かしさで泣いたんです。曲で。いずれにしても実家の両親とも久々にゆっくり過ごせてよい休暇となりました。

★ところで、そのホテルの中にとってもコジャレたブックカフェを発見。



新刊書店だが、置いてあるのは旅ものやアート系などのいわゆるコジャレた本が中心(上記サイトの情報によると、在庫は約3000冊)。雑誌や文庫もあるが、雑誌Lapitaの隣にスタンダールの『赤と黒』をそっと置いてみたり(今号付録の万年筆にあやかって)まぁ色々と気を利かせている。もちろん文芸書も少しはあるし、『えんぴつで奥の細道』とかも一冊置いてあったけど、基本的にはあまり見たことのない本がずらり。私も普段だったら買わないであろうアルネのバックナンバーやLYRAの色鉛筆セット(チョーカワイイ!!)を買ってしまうなど、思い切り雰囲気に呑まれてしまう。

★こういうブックカフェを都内で、しかも新刊書店でやるのは難しいんだろうか。あるいはブックカフェ専門取次とかできないかな。あるいは中小取次でコジャレ系専門部署を作るとか。多分返品率が低いと思う。送りが少ないかもしれないけど。

★ハードカバーはハリポタ、文庫は『ダ・ヴィンチ・コード』、年配層向けに『えんぴつで奥の細道』・・・ベストセラーが立て続けに出ているが、非常に一極集中的なイメージ。こうなってくると、超多品種少量の在庫を抱える商売である書店は良いのだろうか。ハリポタの数字をPublineなどで見て驚いたり心配したりする。発売一週間で売り切るくらいじゃないと、とは多くの書店員が言っていた言葉だが、仕入を絞っている割にはまだ合格点というほどではなさそうだ。

出版社占い
私は「新潮社」に。自社とまったく異なる性格の会社が出てきてほっとしたというか悲しいというか。コメントがいろいろ書いてあったけど、その中にあったかなり頑固な面があり、新しいものには拒否反応を示しがち。その反面、伝統あるものやすでに定評のあるものに弱い、権威主義的な面がありますというのは・・・最近のココのヒット作なんて『電車男』じゃないすか。
2006年5月25日(木) 責任。
★〆切仕事が減ってきたので、これを機にいろんな見直しとか片付けに入る毎日。書店向け注文書のフォーマットを見直したりデータの抽出方法を変えたり机を片付けてどさっと紙資料を捨てたり、自宅で衣替えして夏物のスーツを引っ張り出したり・・・すっきり。しかし自分は名刺の整理が下手。毎月20〜30枚くらいは確実に増えるので、よく使うものとあんまり使わないもので分けたり、工夫はしてるつもりなんだけど、つい億劫で・・・。今のやり方を抜本的に変えるべきかなぁ。うーん。しかしそういうことを考える作業自体はむしろ快楽。趣味の一つといってもよろしいかと。

★なので、最近は立て続けにこういう本を読んだりしている。

定時に帰る仕事術
ローラ・スタック著 / 古川 奈々子訳

時間の教科書
「おちまさとプロデュース時間の教科書」をつくる会編

まぁどちらもフツー。特に前者はいろんな仕事術で言われている話ばかりなので、これを読んでも読まなくてもよろしいかと思います。余談だがオビの「有能なのにズボラなあなたへ」というコピーは秀逸。「オレってやればできるんだけど。仕事が遅いだけなんだよなあ」と思い込んでる人がきっと多いと思うのよね、自戒もこめつつ。
後者はおちまさとシリーズのものなのでややひねりぎみ。「時間を巻く」「ゆがめる」という言い方は強引だと思うけど、本の作り方としては色々ギミックも利かせてて面白い。ネタばらしになっちゃうが、最初に「あとがき」を読んでみるといい。
どちらも書いてあるのは、すべてのタスクを「緊急度」「重要度」で分類しろということ。みんな〆切の迫った「緊急」な仕事しかせずに、結果として「緊急じゃないけど重要」な仕事を見逃してしまう。そこに差ができるのだ。

ウィーヴ、ソニー・マガジンズから出版事業を譲り受け
翻訳本では『Itと呼ばれた子』などヒットが幾つもあるのだが。もともとソニー本体との関係は薄かったので身売りのウワサは昔から聞いていた。文庫のレーベルとかはそのまま残るんだろうか?

マンションに図書館
韓国では300世帯以上の共同住宅には読書施設を作らないといけないらしい。インターネット普及のためにオンライン書店のみ書籍の割引販売を許可するとか、いろんな「国策」を見てると韓国ってすごいなぁと思う。日本では国策としての文化振興など何にもないも同然だと私は思うし。日本のマンションで「図書施設が充実」を売りにするものが出てこないものだろうか。「あなただけの紀伊國屋書店が敷地内に!」

TSUTAYAがすみやを買収 CCC、「世界一の企画会社」へ一歩前進
これでTSUTAYAだけでなく新星堂、ヴァージン、すみやがそれぞれCCC傘下となる。とんでもなく大きい販売網だ。メーカーにとっては・・・やっぱり脅威。

「責任販売制」の行方
「責任販売制」という言葉が、出版業界の中では『ダ・ヴィンチ・コード』の成功をきっかけに一気に広まってきている。他の業界からしたら「今までは無責任販売だったんかい!」とツッコミが入りそうだが。ただ、責任販売制を行うには、今までの出版流通システム上では特別にやんなきゃいけないことが多すぎる。今までは版元も書店も取次もマンパワーで強引に成り立たせているのだが、今後どんどん広がっていったら、現場の人たちは対応できるのか? 個人的には責任販売制自体は賛成だし、仕入れる小売側が委託か買切かを選択できるようにしたほうがいいと思う。「10部仕入れるけど5部買い切ってあとは委託で」とか、柔軟にできたらいいんだけど、それを成り立たせるシステムを作らなければ。本にICタグが入れば可能になるかな。

ジャックスカードのCFでGOMES THE HITMANの曲が使われているのを最近知った(CFはこちら)。へー。最近ずっと追っかけてなかった。慌ててここ2年間くらいで出たアルバムとか全部注文。いやーネオアコですなぁ。
2006年5月29日(月) シンポジウム。
本の学校・出版産業シンポジウム2006 in東京 〜「拓け、読者・街・書店の明日」へのお誘い〜
東京国際ブックフェアにて行われるシンポジウムの手伝いをしております。「中小書店の生き残り―収益を上げるためのヒント」「書店からみた責任販売制」という2テーマで、パネリストもテーマも業界的には非常に興味深いものと思われます。ご興味のある方はお早めのお申し込みを。
MAIL http://www.sittakaburi.jp/
Akiary v.0.51